MVNOを比較する観点
こんにちは、わかりやすいです。
格安SIMとかのことばっかり書いてますね。 さてさて、格安SIMを選ぶ場合の観点を整理しておこうと思います。
格安SIMを選ぶ場合の観点
- 実質的な通信品質
- 言わずもがな、SIMの主機能
- 「費用対効果」の「効果」にもっとも重要な影響を与えるべき項目
- 宣伝文句としての「無制限」とか「xxxMbps(理論上の以下略)」みたいなのはあてにならないので、twitterとかでユーザの声を聞くのが一番
- その中でも重要なのが「一般的な混雑時間帯(平日12:00~13:00)での使い心地」
- サポート
- 価格
で、どこがおすすめなのよ
IIJmio(ただし買うのは公衆無線LANが無料で付いているBIC SIM)一択。理由は以下。
真摯な姿勢
てくろぐ: とか IIJmio (@iijmio) | Twitter とか見てて、本当に生真面目にユーザに向き合っていると思う。
サービスの仕様に納得感がある
前述の「真摯な姿勢」の結果に過ぎないのだけど、例えば最低契約期間の設定。 契約時の初期対応や解約時の対応のコストを考えると、「あまり短期間で解約されると収益性に問題が出る」のはよく理解できる。 で、具体的な最低契約期間の設定について、代表的には以下の2パターン。
- いわゆるx年縛り
- いつでも解約可能だが、基本的に解約時には違約金が発生する
- x年に1ヶ月だけ、違約金が発生しない月が巡ってくる
- 最低xヶ月利用
- いつでも解約可能だが、利用期間に応じて違約金が発生する
- xヶ月以上利用は違約金が発生しない
- 利用期間が短ければ短いほど違約金が高くなる
- いつでも解約可能だが、利用期間に応じて違約金が発生する
より高い収益性や売上げ見込みの正確性を考えれば前者になる。つまり、契約した瞬間にその人が向こうx年間でいくら支払うかが確定する。 世の中にこの方式しかないのであれば気付かなかったかもしれないが、後者が出てきたことで、前者の見方が変わる。
x年縛りは「利用者のサービス選択の自由」を奪っているように見える。 解約のリスクを通信事業者が極力負わないようになっている。
後者はどうか。前者と比べ、利用者のサービス選択の自由はかなり確保されていると感じる。 その分xヶ月以降は解約障壁が下がるため、通信事業者は解約のリスクを負うことになる。 けど、市場原理ってこういうことだと思う。自信がないと取れない戦略。
「絶対に永く使っていただけるようなサービスであり続けるんだ」
そんな意気込みをどうしても感じてしまう。
高い技術力
永く使ってもらいたいと願うだけではダメで、いいサービスを提供するためにどれだけ努力しているかが重要だと思います。
自分はIT(特にインフラとかネットワークに強い)エンジニアなので書いてある内容はざっくり理解できるんですが、
てくろぐ: MVNOのメール・iPhone VoLTEとみおふぉんダイアル・Androidスマホの不安定な挙動を調査 (IIJmio meeting 7 資料公開)
これとかすごい。まじめ。高い技術力。 OCNとかビッグローブとかソネットとかNiftyとか日本通信(b-mobile)とか他社の状況もいろいろ調べていますが、 このレベルでまじめに取り組んでいる(ことがインターネット上で読み取れる)のはIIJmioのみ。 IIJの歴史とか調べてみると、あぁなるほどね、という感じです。通信とかインターネットに対するプライドが桁違い。
IT屋としてほんとお勧めです。IIJmio。
IIJmioを知ると惚れ込んで他を利用する気がなくなりますが、 目下の課題は平日12:00~13:00の混雑。確かに前より使用感が悪い。 利用者(というより利用帯域)増に設備増強が間に合っていないと思われる。 まぁでもすぐ改善されるでしょう。この状況を長く放置するような事業者じゃない。