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主にIT関連や時事ネタの興味を持ったことを、なるべくわかりやすく書いてみようとおもいます。

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東京都知事選挙 選挙費用はまるまる無駄なのか?

表記の件。

舛添さんの適否とか辞めることの是非は対象外。

何と何を比較すべきか、的外れな記事をよく見かけますが、 「任期を全うした場合」と「そうでない場合」を比較すべきでしょう。 つまり「選挙に50億円かかる、50億円が無駄に費やされた」は正しくない。

任期を全うした場合

もともと4年に1度、約50億円は必要。これが地味に重要。 従って、無投票とか特殊な事情が無い限りは年平均12.5億円はどうしても発生する

2年4ヶ月で選挙になった場合

どう解釈するか難しいところですが、

  • 約50億円が必要になるタイミングが1年8ヶ月前倒された

上記は事実でしょう。で、もう少しいくら無駄になったのか、という観点で考えると、

  • 本来約50億円で4年間維持できていたはずのものが、2年4ヶ月しか維持できなかった
  • 年平均12.5億円で済むはずが、年平均約21.43億円かかってしまった

つまり、年間8.93億円余計にお金がかかる。 在任期間の2年4ヶ月に換算すると20.83億円余計にお金がかかったことになる。

当たり前の話ですが、選挙費用だけ考えれば、短命な政権はコストパフォーマンスが悪いですね。 その金額は今回の例で言えば2年4ヶ月で20.83億円無駄になった、といっていいかなと。

ただの算数の話でした。